第1号(2004年12月)
創刊の辞 明治維新史学会会長 松尾正人
論文 幕末政局のー考察―文久・元治期について― 原口 清
研究ノート 古高俊太郎考―八・一八政変から池田屋事件に至る政局のー齣―
中村武生
明治初年の年貢収取と年貢三分捨免
―甲州都留郡郡内領中初狩村の事例を中心に― 中小路 純
書評 三上一夫著『幕末維新と松平春嶽』 高木不二
新刊紹介 由井正臣編『幕末維新期の情報活動と政治構想
―宮島誠一郎研究―』 藤田 正
朝比奈美智子編訳『フランスから見た幕末維新』 森田朋子
佐々木寛司編『国民国家形成期の地域社会
―近代茨城地域史の諸相―』 鈴木伸江
彙報
第2号(2005年12月)
特別寄稿 小野組の官金は略奪されたか―佐賀戦争直接原因論― 毛利敏彦
論文 維新期民政改革の再検討―熊本藩から― 池田勇太
研究ノート 明治前期文官大礼服制の実像 刑部芳則
樺太・千島交換条約の締結交渉
―大久保利通の東アジア外交の展開との関係― 犬飼ほなみ
書評 家近良樹著『徳川慶喜』 白石 烈
新刊紹介 沼田哲著『元田永孚と明治国家
―明治保守主義と儒教的理想主義―』 水野京子
小股憲明著『近代日本の国民像と天皇像』 吉岡 拓
彙報
第3号(2006年12月)
論文 東方君子国の落日―『新論』的世界観とその終焉― 桐原健真
明治五年の工部省の政治史的検討 柏原宏紀
書評 森田朋子著『開国と治外法権
―領事裁判制度の運用とマリア・ルス号事件―』 嶋村元宏
新刊紹介 佐々木克著『岩倉具視』 中川壽之
石瀧豊美著『筑前竹槍一揆の研究―廃藩置県・解放令・
筑前竹槍一揆/明治4年~6年の福岡―』 林進一郎
高橋裕文著『幕末水戸藩と民衆運動
―尊王攘夷運動と世直し―』 長南伸治
柴田宜久著『明治維新と日光
―戊辰戦争そして日光県の誕生―』 平澤こずえ
彙報
第4号(2007年12月)
諭文 幕末の修陵事業―朝廷側の視点から― 佐竹朋子
書評 高橋秀直著『幕末維新の政治と天皇』 落合弘樹
新刊紹介 青山秀彦著『明治政府の富国構想と民衆』 阿部裕樹
山崎渾子著『岩倉使節団における宗教問題』 高原 泉
阪本是丸編『国家神道再考―祭政一致国家の形成と展開―』 谷川 穣
埼玉県教育委員会編『埼玉県史料叢書』7(上)(下)
入間・熊谷県史料 三 四 布施賢治
彙報
第5号(2009年2月)
会長就任にあたって 佐々木寛司
論文 京都府の「九門内」改良事業
―東京「遷都」後の都市振興策の展開と桓武天皇の浮上― 吉岡 拓
明治二〇年代旧熊本藩領における「民属金下戻運動」の歴史的意義
今村直樹
研究ノート 文久二年閏八月の島津久光帰国と朝廷 清水善仁
書評 保谷徹著『戊辰戦争』 松尾正人
新刊紹介 明治大学史資料センター編『尾佐武猛研究』 勝田政治
熊澤恵里子著『幕末維新期における教育の近代化に関する研究
―近代学校教育の生成過程―』 山下廉太郎
藤田大誠著『近代国学の研究』 桐原健真
彙報
第6号(2009年12月)
論文 「土佐派」の「明治維新観」形成と『自由党史』
―西郷隆盛・江藤新平像の形成過程を中心に― 中元崇智
研究ノート 清河八郎の顕彰―贈位決定までの過程を中心に― 長南伸治
民部大輔大木喬任と明治三年「建国策」 重松 優
学界動向 明治維新と佐賀藩 毛利敏彦
新刊紹介 西澤朱実編『相楽総三・赤報隊史料集』 岩立将史
町田明広著『島津久光=幕末政治の焦点』 清水善仁
久住真也著『幕末の将軍』 白石 烈
大会参加記 函館大会の巡見に参加して 道迫真吾
彙報
第7号(2011年1月)
論文 明治初年外交事務の形成 湯川文彦
岡田良一郎の富国構想と報徳運動
―著作の検討を中心に― 足立洋一郎
幕末期加賀藩における藩是と「藩論」
―個別藩の分析視角― 宮下和幸
学界動向 明治維新の歴史的性格 中村 哲
書評 高木不二著『日本近世社会と明治維新』 平良聡弘
新刊紹介 三谷博・並木頼寿・月脚達彦編
『大人のための近現代史 一九世紀編』 木村直也
大石学編『一九世紀の政権交代と社会変動社会・外交・国家』
笹部昌利