会報第13号・第14号彙報記事
◇二〇一〇年度第四〇回明治維新史学会大会
(創立三〇周年記念大会)記事
【期 日】二〇一〇年六月一二日(土)・一三日(日)
【会 場】駒澤大学駒沢キャンパス 一号館一―三〇一
【大会テーマ】明治維新史研究の今を問う―新たな歴史像を求めて―
第1日目(六月一二日)
【総 会】一三時~
【記念講演】一四時〇五分~一五時〇五分
学会三〇年によせて―回顧と展望―
大阪市立大学名誉教授 毛利 敏彦氏
【大会テーマ報告】一五時二〇分~一八時
① 幕末政治史の研究史から
―私的総括と見えてくる課題― 髙木 不二氏
司会 青山 忠正氏
② 廃藩置県と明治維新 落合 弘樹氏
司会 松尾 正人氏
【懇親会】駒澤大学深沢キャンパス 洋館大ホール(参加者/九八名)
*初日の一〇時から一五時三〇分まで、駒澤大学禅文化歴史博物館に て「維新回天帖」一~四(徳富蘇峰旧蔵史料、西郷隆盛・小松帯刀 ・中岡慎太郎書簡など)を特別公開。
第2日目(六月一三日)
【大会テーマ報告】一〇時~一六時二〇分
③ 維新変革期における民政と民衆 三澤 純氏
司会 今西 一氏
④ 皇室の神仏分離・再考 高木 博志氏
司会 今西 一氏
⑤ 明治維新史研究と国際関係の視点 鵜飼 政志氏
司会 青山 忠正氏
⑥ 明治維新の歴史的位置 佐々木寛司氏
司会 松尾 正人氏
【全体討論】一六時四〇分~一八時三〇分
司会 青山忠正氏 今西一氏 松尾正人氏
【大会参加者】一九六名(会員一二一名/非会員七五名)
◇二〇一〇年度第四〇回明治維新史学会大会総会記事
【日 時】二〇一〇年六月一二日(土)
【場 所】駒澤大学 一号館一―三〇一
Ⅰ報告事項
1 二〇〇九年度各委員会(事務局・大会運営・会誌編集・論集編集・ホームページ・例会運営)の活動報告がなされ、了承された。
2 二〇〇九年度会計報告(事務局)および監査報告(勝部監事)がなされ、了承された(会計報告書参照)。
Ⅱ審議事項
1 事務局移転についての規約改正が事務局から提案され、承認された。
第二条(事務局) 本会の事務局は、駒澤大学小泉研究室に置く。
2 役員改選について事務局から提案され、承認された。
会長 佐々木寛司
理事 小泉雅弘・勝田政治・岩下祥子(以上事務局担当)、西澤 直子・岸本覚(以上大会運営担当)、木村直也・長沼秀明 (以上会誌編集担当)、落合弘樹(例会運営担当)、森田朋 子(ホームページ担当)
監事 勝部眞人・三澤純
3 二〇一〇年度各委員会の活動計画が提案され、承認された。
4 二〇一〇年度各委員会の予算が提案され、承認された。
大会運営委員会 一八〇、〇〇〇円
会誌編集委員会 三〇、〇〇〇円
論集編集委員会 〇円
ホームページ委員会 〇円
例会運営委員会 二〇、〇〇〇円
◇二〇一〇年度秋期大会の案内
【期 日】二〇一〇年一一月六日(土)・七日(日)
第1日目(一一月六日)
【会 場】佐賀城本丸歴史館(佐賀市城内二―一八―一)
【公開講演】一三時三〇分~
もう一つの戊辰戦争と佐賀藩
佐賀大学名誉教授・佐賀城本丸歴史館館長 杉谷 昭氏
【研究報告】一五時二〇分~一七時三〇分
① 幕末維新期における自然法的天理の成立
―異文明(文化)の交流・共存・共生について・横井小楠思想を 事例として― 楢原 孝俊氏
② 文部卿大木喬任と学制制定期の「国体」問題 重松 優氏
【懇親会】一八時~
いけす海幸(佐賀市下田町一―一五)会費五〇〇〇円
第2日目(一一月七日)
【会 場】佐賀大学経済学部5番教室(佐賀市本庄一)
【研究報告】九時三〇分~
③ 江藤新平と由利財政 星原 大輔氏
④ 江藤新平の政治思想
―司法省達四六号の思想的背景― 大庭 裕介氏
【巡 見】一三時~一七時 巡見参加費一五〇〇円(資料代・バス代)
島義勇屋敷跡・江藤新平墓・築地反射炉跡・多布施反射炉跡・県立図 書館(江藤文書閲覧等)・佐野常民記念館・三重津海軍所跡等
◇例会記録
会報第13号掲載分
二〇〇九年
○七月二五日(東京・明治大学)
宮下和幸氏「幕末期加賀藩における政治過程と藩是
―個別藩の分析視覚―」 (参加者一七名)
○九月一二日(東京・明治大学)
天野嘉子氏「井上毅と参事院
―フランスの諸規定と「参事院章程」の比較を中心に―」
箱石 大氏「戊辰戦争研究のための官版日誌・新聞史料論」
(参加者一三名)
○一〇月三日(東京・明治大学)
白石 烈氏「幕末政治と対外危機認識の変遷」
岸本 覚氏「大名家の先祖顕彰と政治改革」
(参加者一五名)
○一二月一九日(東京・明治大学)
神谷大介氏「文久期における幕府海軍の展開と将軍上洛」 (参加者一九名)
二〇一〇年
○一月九日
久保田哲氏「草創期元老院議官の諸相―元老院意見書を通じて―」
(参加者一三名)
会報第14号掲載分
二〇一〇年
○三月二〇日(東京・明治大学)
足立洋一郎氏「岡田良一郎の富国構想と報徳運動」 (参加者八名)
○四月一七日(東京・明治大学)
中島久人氏「日本近代における公共圏の形成過程をめぐって」
(参加者一五名)
○五月二九日(東京・明治大学)
寺島宏貴氏「公議所の成立と旧幕臣」 (参加者二二名)
○七月三一日(東京・江東区深川江戸資料館)
江東区・首都圏形成史研究会との合同研究会
中西 崇氏「越中島から見る幕末維新」(江東区)
高山慶子氏「深川の漁師と魚商人」(明治維新史学会)
井上 潤氏「近代日本の創造者・渋沢栄一」(首都圏形成史研究会)
(参加者一五名)
◇会報発行記録
第13号 二〇一〇年五月一日発行
二〇一〇年度第四〇回明治維新史学会大会(創立三〇周年記念大会)の案内/創立三〇周年記念大会を開催するにあたって/二〇一〇年度第四〇回明治維新史学会大会報告要旨/二〇〇九年度明治維新史学会秋期大会記事/二〇〇九年度明治維新史学会秋期大会討論要旨/大会運営委員会だより/会告/事務局からのお願い/受贈図書/ホームページ委員会だより/例会運営委員会だより/会誌編集委員会だより/新入会員/編集後記
第14号 二〇一〇年一〇月一日発行
二〇一〇年度秋期大会の案内/二〇一〇年度秋期大会報告要旨/二〇一〇年度第四〇回明治維新史学会大会(創立三〇周年記念大会)記事/二〇一〇年度第四〇回明治維新史学会大会総会記事/大会運営委員会だより/ホームページ委員会だより/例会運営委員会だより/会誌編集委員会だより/新入会員/受贈図書/編集後記
◇新入会員
会報第13号掲載分
(略)
二〇一〇年二月末日現在三八三名
会報第14号掲載分
(略)
二〇一〇年六月末日現在三九一名
◇受贈図書
会報第13号掲載分
1 大石学編『一九世紀の政権交代と社会変動』
(東京堂出版、二〇〇九年)
会報第14号掲載分
1 鈴木壽子『幕末譜代藩の政治行動』(同成社、二〇一〇年)
2 刑部芳則『洋服・散髪・脱刀』(講談社、二〇一〇年)
3 市原麻里子『フレイヘイドの風が吹く』(右文書院、二〇一〇年)
4 田村貞雄編『「ええじゃないか」の伝播』(岩田書院、二〇一〇年)
5 近現代史研究会『年報近現代史研究』第2号(二〇一〇年)
6 桐原邦夫『士族授産と茨城の開墾事業』(岩田書院、二〇一〇年)