『明治維新史研究』第17号が2020年12月1日付で刊行されました。
本号は、2018年度第48回明治維新史学会大会において開催されたシンポジウム「慶応三・四年を問い直す」における報告および討論をもとに編集された特別号です。
趣旨説明 シンポジウム「慶応三・四年を問い直す」開催にあたって
小泉雅弘 基調報告①慶応三・四年の歴史的位置―「国内史」の視点から―
木村直也 基調報告②「世界史のなかの明治維新」をめざすには-東アジアの視点から-
(1)政治と外交
奈良勝司 研究報告①条約勅許・万国公法・大攘夷―条約勅許後の対外関係の構想と展開―
鵜飼政志 関連報告①昨今の明治維新期国際関係史研究批判
(2)思想と社会
池田勇太 研究報告②「卓越」と衆議―王政復古後の立花壱岐―
三ツ松誠 関連報告②帰って来た王室家―明治初年の攘夷派の位置をめぐって―
(3)地域と社会
宮間純一 研究報告③「政権交代」と地域一関東の旧幕府領と旧旗本知行所を中心に―
村 和明 関連報告③三井からみた慶応三・四年―代官所年貢代金取扱御用をめぐって―
(4)軍事と情報(社会)
箱石 大 研究報告④新政府による諸藩編制と軍事関係文書の管理
神谷大介 関連報告④戊辰戦争における海軍情報の伝播と受容―軍港浦賀を中心に―
個別・全体の質疑・討論