*本会創立の翌年以来しばらくの間、年2回の研究会は「例会」と呼ばれてきた(第16回まで)。これは現在の大会に当たるものなので、その記録は大会記録に掲載し、ここでは吉川弘文館から刊行される論集の準備のために1989年6月から開始され、その後、恒常的な月例会として定着していった研究例会の一覧を掲載する。
*開催主体は当初は論集編集委員会、2004年6月以降は例会運営委員会。
*過去の「会報」の例会記録で一部に開催日、場所が不明なものがあったが、関係者の資料などでできるだけ復元した。
1989年
6月26日(東京・明治大学)
藤田 正「明治一〇年の太政官制改革」
角田 茂「明治国家と元老院」
9月8日(東京・明治大学)
牛米 努「維新期東京の民政について―町法改正を中心に」
志賀尚司「明治初期の内務省設置と地方官」
10月27日(東京・明治大学)
高木不二「幕末期越前藩藩政改革と一橋派の運動」
12月11日(東京・明治大学)
細川 義「史料紹介 伊達宗城宛岩瀬忠震書簡(共同研究中間報告)」
佐々木寛司「明治維新の時期区分」
1990年
1月26日(東京・明治大学)
高橋延定「国家神道史の諸問題(序論)」
勝田政治「明治六年の政治情勢」
3月1日(東京・中野文化センター)
松尾正人「新政権の形成と華族―明治一、二年の宮廷勢力」
中川壽之「明治五、六年の太政官制に関する諸問題」
6月22日(東京・明治大学)
藤田 正「太政官内閣制の制度的諸課題」
7月30日(東京・明治大学)
滝島 功「河岸地と地租改正」
9月28日(東京・明治大学)
志賀尚司「明洽五、六年における議政行政分離論の展開と内務省」
角田 茂「元老院改革と太政官制・内閣制」
10月29日(東京・明治大学)
寺崎弘康「判物朱印状の回収と社寺領処分」
12月7日(東京・明治大学)
牛米 努「東京会議所の一考察」
1991年
1月25日(東京・明治大学)
中川壽之「明治太政官内閣に関する一考察」
2月22日(東京・中野文化センター)
高木不二「嘉永・安政期の幕藩関係と越前藩」
3月29日(東京・明治大学)
勝田政治「明治六年の留守政府」
4月26日(東京・明治大学)
小松崎研「幕末・維新期における水戸藩の動向―慶応・戊辰期の政治過程を中心に」
6月22 日(東京・明治大学)
佐々木寛司「時期区分の視座と方法―明治維新の時期に限定して」
7月26日(東京・明治大学)
松尾正人「明治初年の宮廷勢力と維新政権」
9月24日(東京・明治大学)
滝島 功「明治六年『地方官会同』の研究」
12月14日(東京・明治大学)
楢原孝俊「横井小楠の学政一致」
1992年
1月31日(東京・明治大学)
高木不二・藤田正「井上勲著『王政復古』について」
3月19日(東京・明治大学)
栗原 孝「佐久間象山における『鬼神諭』―幕末朱子学思想の一展開として」
4月17日(東京・明治大学)
市川律子「土浦藩士大久保要と水戸学」
5月29日(東京・明治大学)
小宮―夫「条約改正問題をめぐる政治抗争―内地雑居講究会―
大日本協会の動向を中心に」
7月21日(東京・明治大学)
三谷 博「一新と公路―元治元年の場合」
9月14日(東京・明治大学)
奥田晴樹「金穀公僣共有物取扱土木起工規則の制定をめぐって」
10月27日(東京・明治大学)
楢原孝俊「横井小楠思想における天」
松尾正人「岡谷繁実と関係文書」
11月30日(東京・明治大学)
松崎 彰「私立法律学校特別監督条規について」
1993年
1月28日(東京・明治大学)
長沼秀明「ワッパ騒動をめぐる裁判の性格について」
3月19日(東京・明治大学)
寺崎弘康「地租改正事務局七等出仕片山重範について」
4月19日(東京・明治大学)
高木不二「越前藩の横井小楠招聘について」
5月28日(東京・明治大学)
嶋村元宏「幕末通商体制への転換―日蘭関係を中心に」
7月24日(東京・明治大学)
岩下祥子「明治期、陶莱の展開過程―岩下商店における益子陶器の流通網形成」
9月24日(東京・明治大学)
栗原 孝「佐久間象山『東洋道徳、西洋芸術』論の構造と特質―『鬼神論』を中心に」
12月17日(東京・明治大学)
奥田晴樹「神田孝平の土地所有・租税論」
権原孝俊「横井小楠における『天』観念の原理的転生」
1994年
1月28日(東京・明治大学)
勝田政治「内務省内政の成立」
3月19日(東京・中央大学駿河台記念館)
田崎公司「会津ヤーヤー一揆再考―明治元年の民衆運動」
4月22日(東京・明治大学)
中島久人「近代初頭の新聞世論における地方民会論
―第一回地方官会議にいたる過程において」
5月20日(東京・明治大学)
鵜飼政志「『江戸協約』調印過程の再検討」
7月29日(東京・明治大学)
狩野雄一「開拓使仮学校におけるアイヌ教育」
9月30日(東京・明治大学)
大庭邦彦「明治地方自治制度成立をめぐる相剋―井上毅の『自治』認識を中心に」
10月28日(東京・明治大学)
福井 淳「畷鳴社系民権運動の特質」
12月16日(東京・明治大学)
西澤直子「奥平家資産運用と福沢諭吉」
1995年
1月27日(東京・明治大学)
松尾正人「戊辰の内乱と町村」
3月24日(東京・中央大学駿河台記念館)
田崎公司「幕末維新期の地域と民衆―旧会津藩本領を事例として」
4月21日(東京・明治大学)
中島久人「東京会議所再論―『学海日録』を中心として」
5月26日(東京・明治大学)
坂井新二「西郷伝説の再考察」
7月28日(東京・明洽大学)
狩野雄一「開拓使仮学校におけるアイヌ教育」
9月29日(東京・明治大学)
星野尚文「維新期の外国人襲撃事件と開港場警備―新潟県を例として」
10月27日(東京・明治大学)
大庭邦彦「地租改正前後における土地所有観念をめぐる相克
―茨城県小谷沼開墾地所有権移転訴訟を題材として」
12月15日(東京・明治大学)
福井 淳「都市民権結社の地方支社について―嚶鳴社を中心として」
1996年
1月12日(東京・明治大学)
今西 一「文明開化と性文化」
3月2日(東京・中央大学駿河台記念館)
鵜飼政志「開港場新潟の選定意図―その過程から」
4月20日(東京一明治大学)
小宮一夫「帝国議会開設前夜の条約改正問題と政界再編成問題
―大隈条約改正問題をめぐる政治抗争を中心に」
5月18日(東京・明治大学)
針谷武志「海防と幕藩制国家システム」
7月13日(東京・明治大学)
森田朋子「幕末に於ける外国人犯罪について―領事裁判権の解釈と運用を考える」
9月13日(東京・明治大学)
楢原孝俊「幕末対外意識転換へのケンペルの衝撃」
10月19日(東京・明治大学)
岩下哲典「幕府における海外情報の伝達―幕末を中心として―」
1997年
1月11日(東京・明治大学)
長沼秀明「寺島条約改正と主権国家―『内外交渉ノ訴訟』から考える」
3月22日(東京・明治大学)
松田隆行「異国船扱方と『武威』―ペリー来航前後を中心に」
4月23日(東京・明治大学)
小宮一夫「帝国議会開設前夜の条約改正問題と政界再編成問題
―大隈条約改正問題をめぐる政治抗争を中心に」
5月17日(東京・明治大学)
松田隆行・高木不二「書評 三谷博著『明治維新とナショナリズム』」
6月28日(東京・明治大学)
岩下哲典「幕末における海外情報の伝播とその影響
―開国前夜の日本における阿片戦争・香港の情報を例に」
7月24日(東京・明治大学)
森田朋子「償金をめぐる一考察―幕末期における領事裁判権」
10月4日(東京・明治大学)
針谷武志「安政―文久期の京都・大坂湾警衛問題について」
10月25日(東京・明治大学)
鵜飼政志「幕末におけるイギリス海軍の対日政策―海軍を中心として1863年前半まで」
12月20日(東京・明治大学)
犬塚孝明「明治初期対ヨーロッパ外交の形成と在外公館
―『鮫高尚信在欧書簡集』を中心に」
1998年
1月31日(東京・明治大学)
長沼秀明「内外交渉訴訟からみた条約改正問題―明治初期・長崎の場合」
3月30日(東京・明治大学)
山崎渾子「岩倉使節団とキリシタン問題」
4月30 日(東京・明治大学)
峰村元宏「アジアにおけるT・ハリスの外交活動」
5月16日(東京・明治大学)
鵜飼政志「近代アジアをみる眼―浜下武志氏のアジア論」
7月18日(東京・明治大学)
高木不二「長州再征期の薩越交易について―大名同盟論序説」
10月3日(東京・明治大学)
北島隆行「藩領下の中間支配機構と在地秩序
―18世紀末水戸藩山横目の村落支配形態」
10月24日(東京・明治大学)
久住真也「長州再征に関する一考察―慶応元年将軍進発体勢の創出」
1999年
1月30日(東京・明治大学)
桐原健真「幕末維新期における忠誠の転換―吉田松陰を中心に」
3月29日(東京・明治大学)
島田竜登「近世末期の銅貿易に関する一考察」
張 虎「勅旨論―副島対清外交に関する勅旨・太政官令十点に対する考察」
4月23日(東京・明治大学)
吉崎雅規・長沼秀明「『明治維新と西洋国際社会』合評会」
5月22日(東京・明治大学)
小風秀雅「日米郵便交換条約と不平等条約体制の再編」
7月17日(東京・明治大学)
鵜飼政志「開港場新潟の選定意図―その過程から」
9月25日(東京・明治大学)
久住真也「長州「再征」の政治過程―特に親幕府諸藩の位置付けについて」
12月18日(東京・明治大学)
峰村元宏「日本の開国と香港総督」
2000年
1月29日(東京・明治大学)
布施賢治「海防における大筒の職の導入と武士身分制度
―天保一弘化期の川越藩相州警衛を中心に」
3月25日(東京・明治大学)
島田竜登「19世紀における日本の銅貿易と東アジア―輸出販路を中心として」
5月20日(東京・明治大学)
ロバート・エスキルドセン「明治七年台湾出兵の植民地的側面」
7月28日(東京・明治大学)
犬飼ほなみ「『征韓論』政変と樺太問題―大久保外交と対アジア問題への接近」
9月11日(東京・明治大学)
藤田英昭「慶応元年の政局と尾張玄同―清水家相続問題を通じて」
11月17日(京都・京都大学人文科学研究所)
[京大人文研佐々木研究班との合同研究会]
熟 美保子「弘化・嘉永期における琉球異国船来航と薩摩藩の対応」
高木博志「近代古都文化論―京都・奈良をめぐって」
11月25日(東京・明治大学)
吉崎雅規「幕末薩摩藩の対外交渉と琉球―慶応期の遣欧使節の検討を中心に」
12月22日(東京・明治大学)
久住真也「長州戦争の政治過程と薩長盟約―慶応二年を中心に」
2001年
2月3日(東京・慶灘義塾大学)
國 雄 行「内務省勧農政策の展開―博覧会・共進会・農区制度を中心に」
3月10日(東京・慶應義塾大学)
塚原康子「明治維新期の宮廷音楽再編」
鈴木栄樹「『明治』社会と『直弼』問題―『維新』というトラウマ」
5月12日(京都・東福寺正覚庵)
井上智勝「梵暦運動の展開とそこにみる幕末維新期の正当性」
土屋礼子「明治期の戦争報道―台湾出兵と西南戦争」
6月23日(東京・明治大学)
重田麻紀「元治内乱期長州藩における大庄屋の動向
―小郡宰判の献納願を手がかりとして」
9月7日(東京・明治大学)
上田純子「幕末期萩藩の軍制改革―家臣団軍事力の再編を中心に」
9月29日(横浜・神奈川県立歴史博物館)
岩橋清美「地域社会における歴史意識の生成と展開
―「日常世界」に内在化する歴史意識」
小林丈広「湯本文彦の思想と『平安通志』の編纂について」
10月13日(東京・明治大学)
神谷大介「弘化・嘉永期における幕府砲術稽古場と江戸湾防備―鎌倉町打場を中心に」
11月16日(大阪・大阪市立大学交流センター)
ジョン・ブリーン「『御上京目出度』家茂将軍の文久三年の参内と朝幕関係」
羽賀祥二「明治維新期の政治と文化―「民政学」という知識体系について」
12月8日(東京・明治大学)
向井 晃「明治初年華族子弟の留学と活動―吉川重吉の場合」
12月22日(東京・明治大学)
大内雅人「明治前期における若松分県問題」
2002年
1月26日(東京・明治大学)
望月洋子「アヘン戦争前後、中国における出版物とその影響」
3月30日(東京・明治大学)
桐原健真「幕末志士における読書の一形態―吉田松陰『野山獄読書記』から見る」
岸本 覚「幕末維新期の戦没者祭祀について―長州藩招魂社起源考」
4月17日(京都・ハートピア京都)
長島要一「デンマークの黒船―一八四六年ビレ提督の浦賀訪問」
5月11日(東京・明治大学)
田中裕二「明治初年の警察・東京番人制度の典拠と性格
―司法・行政・衛生警察を中心として」
鎮目良文「千葉県の『府県史料』
―「記録」と「史料」の分離以前の時代」
5月25日(東京・明治大学)
松尾須美礼「明治初期東北におけるハリストス正教会の受容」
10月12日(東京・慶應義塾大学)
西澤直子「福沢諭吉の『女大学』批判の構図」
12月7日(東京・明治大学)
小川原正道「大教院の活動と実態」
2003年
3月15日(東京・明治大学)
西澤直子「福沢諭吉近代化構想の誤算―『女大学』批判の構図から」
4月26日(東京・慶廳義塾大学)
清水恵美子「日米文化交流における岡倉天心―『白狐』における東西文化の合体」
5月10日(東京・明治大学)
三野行徳「明治初期、幕府出身官僚の明治政府任用に関する検討―任用時期を中心に」
布施賢治「武術流派改革と下級武士」
7月12日(東京・明治大学)
鵜飼政志「イギリスとロシアのサハリン島南下問題」
9月12日(東京・明治大学)
奥田晴樹「教導職の民権論」
10月11日(東京・慶應義塾大学)
吉岡 拓「山城国大原郷政所郷士の明治維新―惟喬親王由緒とその近代的展開」
12月13日(東京・明治大学)
奈良勝司「将軍進発要請期の江戸幕閣再考―情報戦としての将軍進発問題」
2004年
1月24日(東京・明治大学)
檜皮瑞樹「第二次幕領期蝦夷地政策の研究―その立案過程を中心に」
3月13日(東京・慶應義塾大学)
後藤 新「明治七年台湾出兵における台湾蕃地事務局について」
4月24日(東京・明治大学)
落合 功「明治初期財政と由利公正」
5月15日(東京・明治大学)
鵜飼政志「一八七〇年代、日本沿岸における英露の動向」
9月4日(東京・慶應義塾大学)
柏原宏紀「草創期工部省の組織整備と技術官僚」
三神 恭「明治初期の外国人関係訴訟制度―外務省と司法省の対抗を中心に」
2005年
1月22日(東京・明治大学)
山崎 香「松前藩主・松前崇廣の藩政改革」
3月5日(東京・慶應義塾大学)
吉岡 拓「『皇室ブランド』の誕生―明治六年、第二回京都博覧会開催の歴史的意義」
4月16日(東京・明治大学)
都倉武之「明治十八年、井上角五郎官吏侮辱事件の一考察」
5月14 日(東京・明治大学)
徳永 暁「林野改組と山村の対応」
7月16日(東京・明治大学)
長南伸治「清河八郎の思想―文久期における天皇観の一考察」
9月10日(東京・慶應義塾大学)
清水善仁「文久二年閏八月の島津久光帰国と公家社会」
10月22日(東京・明治大学)
鈴木壽子「幕末における江戸留守居役の人的交流網とその機能
―佐倉藩江戸留守居役の日記から」
11月26日(東京・明治大学)
神谷大介「幕末期における軍艦通航と浦賀」
2006年
1月14日(東京・明治大学)
嶋村元宏「『和親』条約の再検討」
3月18日(東京・慶應義塾大学)
高木不二「幕末社会の理論的考察に向けて」
4月15日(東京・明治大学)
児玉圭司「明治初期における地方監獄の成立と展開」
5月13日(東京・明洽大学)
熊渾恵里子「明治初年の大学校問題と平田国学―平田家資料を中心に」
7月8日(京都・佛教大学)
奈良勝司「コスモロジーとしての『開鎖問題』―【攘夷⇔開国】構図の再検討」
7月15日(東京・明治大学)
大江洋代「近世軍の崩壊と社会―金沢藩軍を通じて」
9月30 日(東京・明治大学)
大和孝明「江戸市中における窮民・病者救済施設の再綴―安政期明治初年を中心に」
大庭裕介「留守政府の政治過程と政権編成
―太政官内閣創設前後における江藤新平の政治的動向を中心として」
10月7日(京都・佛教大学)
黒田宗篤「宮地厳夫の著作と活動」
11月25日(東京・明治大学)
浅井良亮「幕府大船政策と諸大名」
12月16日(東京・明治大学)
塚越俊志「文久竹内使節団に関する一考察」
2007年
4月14日(東京・明治大学)
町田明広「幕末中央政局における『皇国復古』―島津久光率兵上京を中心として」
刑部芳則「栄典制度の形成と華族」
5月26日(東京・明治大学)
桐原健真「『帝国』日本と東アジア―幕末維新期における国際秩序認識」
7月21日(名古屋・中部大学名古屋キャンパス)
中村史信「幕末維新期の神祗道本所吉田家」
9月28日(京都・佛教大学)
仙波ひとみ「幕末の朝廷における文書記録と議奏」
9月29日(東京・明治大学)
今村直樹「藩社会の『遺産』をめぐる近代地域社会と国家―旧熊本藩領における『民属
金下戻運動』を事例に」
西澤直子「福渾諭吉の家族論―家産・家業の視点から」
10月20日(京都・佛教大学)
鵜飼政志「イギリス関係史料と明治維新史研究の歩み」
to月20日(東京・明治大学)
富潭達三「『時事錦絵』としての錦絵新聞―『東京日々新聞大錦絵』を事例として」
12月14日(京都・佛教大学)
高田祐介「『日本史籍協会叢書稿本』に関する一考察」
2008年
1月12日(東京・明治大学)
鵜飼政志「改訂・イギリス関係史料と明治維新史研究の歩み」
3月15日(東京・明治大学)
岩立将史「近代における幕末草莽の再評価―赤報隊顕彰活動を事例に」
4月26日(東京・明治大学)
長南伸治「「草莽像」の創出と地域の歴史認識―清河八郎顕彰の動向を通じて」
5月10日(東京・明治大学)
岡部敏和「幕末の琉球王府と薩摩藩―仏国船の琉球来航問題をめぐって」
岩下哲典・田中葉子「狂歌「泰平のねむりをさますじやふきせん」はペリー来航当時確かに存在したか」
5月24日(東京・明治大学)
岡安儀之「福地源一郎における旧幕論の射程―その歴史認識を中心に」
6月28日(京都・佛教大学)
来見田博基「幕末維新期の藩校改革と記録管理―鳥取藩池田家の場合」
7月26日(東京・明治大学)
木村直也「幕末における対馬の“位置”」
9月20日(東京・明治大学)
中野目 徹「近代太政官文書の形成過程―「公文録」の編纂を中心にして」
奈倉哲三「太政官日誌」の発刊意図とその基本的性格
―「新政府」による江戸民衆意識掌握に関する基礎的研究の一環として」
10月4日(東京・明治大学)
後藤敦史「海防掛目付方の開国論―『乙骨耐軒文書』を用いて」
中元崇智「「土佐派」の「明治維新観」形成と『自由党史』」
10月25日(桑名・桑名市立教公民館)
[三重歴史文化研究会と共催]
水谷憲二「戊辰戦争期、尾張藩統治下の桑名城下と同藩取締役所の寺社支配
―桑名市博物館所蔵三崎家文書を中心に」
12月20日(東京・明治大学)
町田明広「文久期中央政局における薩摩藩の動向」
2009年
1月31日(東京・明治大学)
箱石 大「戊辰戦争研究のための官版日誌・新聞史料論」
2月21日(京都・佛教大学)
奈良勝司「幕末情報の編集と回覧―豊田天巧編『国事記』『新聞』を素材に」
3月14日(東京・明治大学)
水谷憲二「戊辰戦争と“朝敵”藩の顛末」
4月18日(東京・明治学院大学)
長南伸治「東宮皇太子東北行啓時の贈位“賊軍”藩の復権」
5月30日(東京・明治大学)
工藤憲一郎「薩摩藩精忠組有志の忠誠意識に関する試論―有馬新七の言説を中心に」
7月25日(東京・明治大学)
宮下和幸「幕末期加賀藩における政治過程と藩是―個別藩の分析視覚」
9月12日(東京・明治大学)
天野嘉子「井上毅と参事院―フランスの諸規定と「参事院章程」の比較を中心に」
10月3日(東京・明治大学)
白石 烈「幕末政治と対外危機認識の変遷」
岸本 覚「大名家の先祖顕彰と政治改革」
12月19日(東京・明治大学)
神谷大介「文久期における幕府海軍の展開と将軍上洛」
2010年
1月9日(東京・明治大学)
久保田 哲「草創期元老院議官の諸相―元老院意見書を通じて」
3月20日(東京・明治大学)
足立洋―郎「岡田良一郎の富国構想と報徳運動」
4月17日(東京・明治大学)
中島久人「日本近代における公共圏の形成過程をめぐって」
5月29日(東京・明治大学)
寺島宏貴「公議所の成立と旧幕臣」
7月31日(東京・江東区深川江戸資料館)
[江東区および首都圏形成史研究会との合同研究会]
中西 崇「越中島から見る幕末維新」
高山慶子「深川の漁師と魚商人」
井上 潤「近代日本の創造者・渋沢栄一」
9月18日(東京・明治大学)
藤沢匡樹「幕末維新期鳥取藩の政治的動向の考察―同藩内訌の展開を中心に」
重松 優「文部卿大木喬任と学制制定期の『国体』問題」
10月16日(東京・明治大学)
星原大輔「江藤新平と由利財政」
大庭裕介「江藤新平の政治思想―司法省達第四六号の思想的背景」
2011年
1月8日(東京・明治大学)
朴 薫 「幕末政治変革と“儒教的政治文化”」
1月29日(東京・明治大学)
堀井美里「幕末期地域社会における政治情報の収集と共有―加賀藩十村を中心に」